私たちが開発しているソフトウェアは技術の転換期にあり,今後はAIや機械学習の要素を取り入れていく必要があります。既存の技術者だけでは,これらの分野に取り組むことは難しかったのですが,アンくんが入社してくれたおかげで,開発にチャレンジできる体制が整いました。研究者の採用は初めてで,彼の能力をどう生かしていくか,課題もありますが,アンくんの存在を当社のアドバンテージにしていきたいと考えています。
毎日勤勉に働く日本人と一緒に仕事するのが喜び。
私の研究成果をこれからの製品開発に役立てたい。
チャン・ブー・アンさん/ベトナム出身
大学院 自然科学研究科
電子情報科学専攻 修了
ディサークル株式会社
(2016年入社)
1. 金沢大学に留学したきっかけ
ベトナムの大学を卒業後,留学経験のある父から世界で見聞を広めた方がいいと薦められ,留学を決めました。ベトナムでは日本の文化が有名なので日本に興味があり,私の通っていた大学の協定校だった金沢大学を留学先に選びました。
2. 就職までの経緯
2010年に来日し,金沢大学大学院自然科学研究科の博士前期課程,博士後期課程で学びました。修了後は日本で働こうと考えており,博士後期課程に在学時,産業界で活躍できる高度な理工系人材の輩出を目的とした「産学連携イノベーション人材養成コース」のメンバーになり,現在,私が働いているソフトウェア開発企業ディサークルで3カ月間のインターンシップに参加しました。
これが縁となり,ディサークルでの就職を決めたのですが,理由は大きく2つあります。
1つ目は同社では人工知能(AI)や機械学習など,私の好きな分野で研究に取り組み,その成果をソリューションとして提供できるという点です。もちろんどんな要求にもすぐに応えられるわけでなく,いつもチャレンジの連続ですが,それも含めて楽しいと感じています。
2つ目は5年間,日本で暮らす中で,日本人が毎日勤勉に頑張っている姿を毎日のように目にするうち,私もそんなふうに働きたいと考えたからです。
3. 現在の仕事内容
現在,私はディサークルの主力であるパッケージソフトウェアのバージョンアップに向け,基礎研究に取り組んでいます。学術的な研究と産業界で求められる研究はゴールが違います。しかし,最新の学術的な知見を産業界に持ち込むことで,新しいテクノロジーを提案したり,品質を向上させたり,開発スピードをアップしたりと大きなメリットを提供していきたいと思っています。
採用先企業様からの声
ディサークル株式会社
代表取締役社長 西岡 毅 様
常務取締役システム部部長 松下 憲三 様