令和6（2024）年度「いしかわ金沢学／いしかわ企業見学CAMP」を開催

2024年9月12日～13日、外国人留学生が石川県内の企業見学などを通じて地域の産業・文化を学ぶ「いしかわ金沢学／いしかわ企業見学CAMP」を開催しました。金沢大学及び文部科学省「留学生就職促進教育プログラム認定制度」において連携している信州大学から合わせて13名の留学生が参加しました。

今回は「モノづくりの世界と歴史」をテーマに、1日目は県内の製造業3社を訪問し、各企業において会社説明の後、工場やオフィス内を見学しました。夕方からは県内企業3社の人事担当者を招いて協働ワークショップを実施しました。「働き手不足が進む日本において、効率の良いモノづくりを実現するには？」「日本の幸福度を上げるには？」などの課題について、3グループに分かれて活発な討論を行いました。2日目は県内の製造業1社を訪問した後、金沢市のひがし茶屋街を訪れ、石川県の伝統工芸の一つである金沢箔について学び、お箸に金箔を貼る体験をしました。

参加した留学生からは、「今回の見学を通じて、中小企業でも自分の能力をより一層鍛えることができるかもしれないと実感した。」「技術力だけでなく、従業員の働きやすさを重視した素晴らしい労働環境にも感銘を受けました。」「ワークショップで異なる専門分野からの意見や考え方を知り、社会や企業で必要なスキルを理解しました。」といった声が聞かれました。本イベントが北陸地域の企業への興味を深めるきっかけになることを願っています。

また、企業の方にも留学生の視点や魅力が伝わり、お互いの理解にとって有効な場となったようです。今後の留学生採用の増加、より一層の北陸地域の活性化・発展につながることを願っています。

※本イベントは、留学生キャリア形成・地域定着促進プロジェクト「Link KAGAYAKI」及び北陸高度外国人材活躍地域コンソーシアム事業として実施しました。

見学企業の1社である石川可鍛製鉄株式会社様が本プログラムについての記事をWebサイトに載せてくださいました。https://www.ishikawakatan.co.jp/information/2139/