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就職活動を通じて
自分のやりたいことを発見

畢晟さん/中国出身

大学院 人間社会環境研究科

人文学専攻  修了

 

コマツ産機株式会社

(2022年入社)

1.金沢大学に留学したきっかけ

中国の学部時代に,日本文学と文化に関するいろいろな本を読んだり,ゲームをしたりするうちに,日本文化への興味が深くなり,大学3年の夏休みに日本へ留学しようと決心しました。卒論で島崎藤村に関する研究をし,さらに研究していきたいと,日本への留学の意志が固くなりました。

金沢大学に入学するきっかけは,まず指導教員の研究分野に興味を持ったことです。そして,人間社会環境研究科の学務担当部署に色々問い合わせたところ,とても親切な対応だったので,金沢大学に対するイメージが良くなりました。また,入学試験の面接時,緊張してたのですが,4名の先生に1時間くらいとても親切的に話をしていただいたので,リラックスすることができました。最後,金大の景色にとても惹かれましたので,合格したことを確認してからすぐ入学することを決めました。

2.大学生活で学んだこと

大学生活は専門知識をはじめとした学習が中心でした。その一方,コミュニケーションの取り方,自分の考え方,或いは価値観,世界観の形成などにも影響があるとても重要な時期でもありました。知識を得る過程で,どうやって情報を入手することができるのかというやり方や進め方を習得しました。また,問題発見,解決の考え方なども大学の在籍中に能力アップしました。

3.卒業・修了後に日本で就職しようと思ったきっかけ

日本で働きたい理由としては,4年ほど日本に住んでいたので,まだ日本での生活を続けたいと思ったからです。また,人文学専攻なのもありますが,日本の文化に深い興味が持っておりますので,続けて日本で日本文化を体験していきたいなと思って日本で就職することを決めました。もちろん,中国との距離が近い点と同じアジア文化圏ですので両親にも理解しやすい点もメリットでした。

4.就職までの経緯

就職活動開始時期は遅く,7月にスタートしました。この時期は遅いので,3月には始めることを勧めます。最初に希望していた業界は,就職活動を進めていくうちに,だんだん自分と合わないかなと感じ,次に希望していた機械製造の業界に興味が強くなっていきました。時期的にも採用している企業が少なくなっている中,当社を知りました。製品内容に非常に興味を持ち,また福利厚生も充実しており,採用担当の対応がとても親切だったのが決め手となり,入社を決めました。

5.現在の仕事内容

入社してから約4か月いろいろな研修を受け,8月に配属されました。OJTの形で勉強しながら,主に中国向けの案件を通して業務知識,仕事の進め方等など,様々な基礎を学習しています。今後の目標として,早く業務に慣れて,一人前の社員になれるよう日々精進していきたいです。将来は中国だけでなく,全世界グローバル全般に対応できるようになることを目指します。

6.後輩へのメッセージ

タイミングが重要です。言い換えると,未来の進路とか早めに考慮した方がいいと思います。次に,就職活動の軸を先に決めることです。但し,その軸を厳守する必要はありません。なぜなら,就職活動が進めば進むほど,もっと自分の考え,やりたいことが明らかになるかもしれないからです。最後に,仕事する場所には優劣はないので,やりたいならやって後悔しないようにした方が良いと思います。

採用先企業様からの声

コマツ産機株式会社

人事担当  宮下 昇大 様

海外事業所も多く,日本にいながらでもグローバルに働く機会が多くあるため,世界で幅広く活躍頂ける方を募集していたのがきっかけです。留学生の方を採用したのは初めてですが,日本語でのコミュニケーションも問題なく,海外出張などにも意欲的に興味を持っていただけているところが良かった点です。苦労した点は,ビザの申請で不慣れな作業が多く,学生様にも迷惑をかけてしまいました。しかし1回行えば,次回以降は問題なく進められると思いますので,来年以降も積極的な採用を検討しております。

畢さんは日本語が非常に流暢で,持ち前の明るさで同期や現場の方,上司とコミュニケーションを取れています。これからは海外営業として,現地法人のサポートなどを行っていただく予定です。物理的な距離で困難があるかもしれませんが,深く考え理解する強み,誰とでも話せる言語能力を活かして活躍していただきたいです。

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