【実施報告】2025年9月3日(水)~9月4日(木)
令和7(2025)年度「いしかわ金沢学/いしかわ企業見学CAMP」
2025年9月3日~4日、外国人留学生が石川県内の企業見学などを通じて地域の産業・文化を学ぶ「いしかわ金沢学/いしかわ企業見学CAMP」を一泊二日の合宿形式で開催しました。金沢大学、北陸先端科学技術大学院大学、富山大学及び文部科学省「留学生就職促進教育プログラム認定制度」において連携している信州大学から合わせて18名の留学生が参加しました。
「モノづくりの世界と歴史」をテーマに、1日目は県内の製造業2社を訪問し、各企業において会社説明の後、工場やオフィス内を見学しました。また、モノづくり産業の発展に大きく貢献したと認定された機械である「いしかわモノづくり産業遺産」の展示も見学しました。これは先人達の努力の賜物であり、後世に継承すべき貴重な財産です。夕方からは県内企業3社の人事担当者を招いて協働ワークショップを実施しました。「一つの分野で専門性を高めるor幅広い業務を経験する、どちらの働き方が良いか?」「出張や休日出勤を伴う生産設備メーカーにおいて、ワークライフバランスを改善するには?」などの課題について、4グループに分かれて活発な討論を行いました。2日目は県内の製造業1社を訪問した後、400年の歴史がある石川県の和菓子文化について学び、落雁の手作り体験をしました。最後に、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている金沢市のひがし茶屋街を散策しました。
参加した留学生からは、「企業見学を通して日本の職場のイメージが変わりました。」「社員の方々がモノづくりに対して持つ高い専門性と熱意に触れることができ、非常に刺激を受けました。」「異なる専門分野の学生と協力して課題テーマを多角的に分析することで、個人では得られない深い学びを得ました。」といった声が聞かれました。本イベントが北陸地域の企業への興味を深めるきっかけになれば幸いです。
また、企業の方にも留学生の視点や魅力が伝わり、お互いの理解にとって有効な場となったようです。今後の留学生採用の増加、より一層の北陸地域の活性化・発展につながることを願っています。
※本イベントは、留学生キャリア形成・地域定着促進プロジェクト「Link KAGAYAKI」及び北陸高度外国人材活躍地域コンソーシアム事業として実施しました。
見学企業の1社である共和産業株式会社様が本プログラムについての記事をWebサイトに載せてくださいました。https://www.kyowa-cab.co.jp/jp/news/




