人間性・スキルを磨き
頼られる社員になりたい
張微娟さん/中国出身
人間社会環境研究科 国際学専攻 修了 ・ 2021年就職
1.金沢大学に留学したきっかけ
いろいろありますが、専門知識の勉強が、大きな要因の一つでした。
元々日本の文化に興味があり、日本に行ってみたいという種が心の中にありました。卒業にあたって、中日米の留学生管理制度の比較を題に卒論を書きました。日本の留学生支援制度が中国より充実していると多くの先行研究が結論づけています。実態はどうなっているかなどに興味を持ち、さらに研究したいと大学院に進学することを決めました。そのうえ、日本における留学生の実態を把握し現場リアルな情報を収集したいので、日本の大学に留学することを決めました。また、自分の人生の道・視野を広げ、異なる国で生活してみたいという理由の一つでもあります。
2.大学生活で学んだこと
授業・ゼミを通して、文化に対する理解の深め、専門知識の深堀りはもちろん、異なる国・地域からの方々との交流を通じて物事に対する考え方・伝え方などいろいろ考えさせられました。
なお、日々の研究活動により、改めて自分はどうするかどうしたいかを自分に対する問い、認識ができたところは、一番の収穫だと思います。
3.卒業・修了後に日本で就職しようと思ったきっかけ
学生という身分での勉強は、一旦終了になりましたが、延長線として、社会人という新しい身分で、日本社会に溶け込んでみたく、長く生活してみたいという気持ちがあります。
また、今までできた留学経験や学んだ知識とかは、どれほど日本社会に応用できるか役に立てるかのを実践してみたい気持ちもあります。
4.就職までの経緯
最初は、あんまり分かっていないので、情報収集するため、とにかくいっぱい合同説明会・会社個別説明会を参加したり、インターンシップ(めっちゃ楽しかった。周りの人はどのようにやっているかを分かるし、いろいろ勉強にもなるし、お時間があるなら、インターンの参加がお勧めです!)参加したりしてました。たまにIODATAの説明会を受けて、人事担当の方の説明の面白さに惹かれ、エントリーを出しました。エントリーシートもユニークで、人を見ている観点が違うなというところで好印象でした。何回も面接を受けて、いい雰囲気でもありました。ほかの会社に入るか迷いがありましたが、やはり活躍できそうな雰囲気と、ある程度自由さを出しているIODATAがいいなと思い、就職先を決めました。9月卒業のため、4月(10月入社の扱いがないので)入社するまで半年くらい空いているので、会社と相談した上、アルバイトの形式で働かせていただきました。4月1日に新入社員として正式に入社させていただきました。
5.現在の仕事内容
液晶ディスプレイの企画担当であり、主に市場調査をもとに、ベンターと協議しながら商品の企画立案をし、開発スケジュール管理の業務を担っています。他は、商品カタログ査読や輸出審査申請などの業務も携わっています。現在の業務に関しては、勉強しながらやっていますので、十分にできているとは言えないと思います。そのため、しっかり学んだ上で、今後一人でもできるようにしたいです。またさらなる自分の人間性・スキルを磨いていき、なんでも答える、頼りになる人間になるように頑張っていきたいと思います。
6.後輩へのメッセージ
今しか体験できないことなので、楽しむことは何より大事だと思います。
どの道を選ぶかは、迷うこととか、大変なこととか、多々あると思いますが、それらを乗り越えたときこそ倍になる甘味を味わえるので、思い切って楽しんでやってください。
決まったらやる、自分自身のことを信じて、頑張ってください。今頑張っている自分が撒いた種は、いつかきっと美しい花が咲けます!
採用先企業様からの声
株式会社アイ・オー・データ機器
経営管理部総務課 北村 英寛 様
留学生という大雑把な枠組みで、乱暴に語ってしまうのはとても失礼ですが、非常に優秀な方が多いと感じています。今、IODATAでご就業いただいている留学生はキャリアは浅いですが、課題設定を自ら行い、そのために真摯に学ぶということを当たり前にやってくれており、現時点での成長に疑いの余地はありません。今後期待することとしては、キャリアが長くなり、例えば、マネジメントを行う立場などになったときには、個人ではなく、チームとしての成果を出せる人材として、さらに活躍していただきたいと考えています。